テレビは現代社会において必要不可欠な電化製品の一つであり、多くの人が日常的に使用しています。
しかし、何らかの原因でテレビが映らなくなってしまうこともあります。
- 画面が暗くなる、発色が悪くなる
- 映像が乱れる、ノイズが出る
- 音が出ない、音量が低い
- 電源が入らない、電源ランプが点滅する
このようなサインが出たらテレビの買い換え時期が近づいているかもしれません。
また、これらの不具合はテレビ本体の寿命ではなくアンテナが原因でも起こりえます。
テレビが原因の場合はテレビを買い換えればすみますが、アンテナが原因の場合はどうすれば良いのでしょうか?
本記事では、テレビが映らなくなった原因とその対処方法、寿命を迎えてしまったテレビやアンテナの処分方法を紹介します。
映っていたテレビが映らなくなる原因
テレビが映らなくなる原因は大きく分けて2つあります。テレビの故障とアンテナやケーブルの不具合です。
テレビの故障
テレビが映らなくなる原因の一つは、テレビの内部の問題です。テレビの電源ボタンが壊れていたり、テレビのメイン基板が故障している場合、テレビが映らなくなることがあります。
また、テレビの設定が変更されている場合、チャンネル設定や映像設定などが原因で映らなくなることがあります。
アンテナやケーブルの問題
もう1つの原因は、アンテナやケーブルの問題です。
アンテナが壊れている、設置場所が悪い、配線が切れている、ケーブルが劣化しているなどが考えられます。
また、アンテナやケーブルが雨や風で揺れたり、絡まったりすることで、接触不良や断線が生じることがあります。
どちらに問題があってもテレビは映らなくなります。そのため、テレビが映らなくなった場合は、テレビとアンテナどちらに不具合が起きているのか見極める必要があります。
テレビの寿命?テレビが原因で映らない場合
テレビの寿命は約10年
テレビの寿命は、液晶テレビ、有機ELテレビ、プラズマテレビなどの種類、使用環境や使用頻度、製造メーカーなどによって異なりますが、一般的には以下のようになります。
- 液晶テレビ:10年から15年程度
- 有機ELテレビ:約5年から7年程度
- プラズマテレビ:約7年から10年程度
これらは、テレビの画面の劣化や部品の劣化、老朽化によって生じる故障やトラブルのリスクを考慮しものですが、おおよそ平均して10年程度がテレビの寿命とされています。
ただし、これらのテレビの寿命は、適切な使用方法や定期的なメンテナンスによって延ばすことができます。例えば、画面の明るさを適切に調整し、長時間の使用を避けること、定期的な掃除や通気性の確保などが挙げられます。また、万が一故障が発生した場合には、早めに修理することが大切です。
こんな症状が出たらテレビの寿命のサインかも
テレビの寿命が近い場合、さまざまな症状が現れます。
具体的には以下のような症状が現れたら寿命が近いサインと考えてよいでしょう。
- 画面が暗くなる、発色が悪くなる
- 映像が乱れる、ノイズが出る
- 音が出ない、音量が低い
- 電源が入らない、電源ランプが点滅する
画面が暗くなる、発色が悪くなる
テレビの画面が暗くなり、発色が悪くなったり、色が薄くなったりする場合は、液晶パネルの老朽化が原因となることがあります。また、プラズマテレビの場合、画面の焼き付きが生じる場合があります。このような症状は、テレビの寿命が近づいているサインかもしれません。
映像が乱れる、ノイズが出る
テレビの映像が乱れたり、ノイズが出る場合は、信号の受信が悪いことが原因となることがあります。しかし、これらの症状が繰り返し生じる場合は、テレビ自体の故障が原因かもしれません。
音が出ない、音量が低い
テレビの音が出ない、音量が低い場合は、スピーカーの劣化や接触不良が原因となることがあります。しかし、これらの症状が繰り返し生じる場合は、テレビ自体の故障が原因かもしれません。
電源が入らない、電源ランプが点滅する
テレビの電源が入らない、電源ランプが点滅する場合は、電源ユニットの故障が原因となることがあります。しかし、これらの症状が繰り返し生じる場合は、テレビ自体の故障が原因かもしれません。
これらの症状が繰り返し生じる場合は、修理するよりも新しいテレビを購入することが望ましい場合があります。また、修理を検討する場合は、修理費用が新しいテレビを購入する費用よりも高額にならないように注意が必要です。
寿命のサインが出たらまず再起動をしよう
テレビに不具合が生じた場合は、まずは再起動を試すことがおすすめです。再起動は、電源を切ってから数分間待ち、再度電源を入れることで、不具合が解消されることがあります。
例えば、画面がフリーズしたり、ネットワーク接続が切断されたり、音が出なくなったりする場合は、再起動によって解決することができます。また、ソフトウェアのアップデートが必要な場合にも、再起動を行うことで問題が解消されることがあります。
しかし、再起動しても不具合が解消されない場合や、不具合が頻繁に発生する場合には、テレビの故障が疑われるため、専門の修理業者に相談することが必要です。また、テレビの寿命が近づいている場合にも、再起動しても不具合が解消されないことがあるため、新しいテレビに買い替えることを検討する必要があります。
アンテナの寿命?アンテナが原因でテレビが映らない場合
テレビアンテナの寿命は10年から40年?
テレビアンテナは設計上の標準使用期間は10年とされています。ただし、使用環境や取り付け方法、メンテナンスの程度により、それ以下の場合もあれば40年近く問題なく使用できる場合もあります。
つまり、状況により大幅に寿命が変動するという事です。
アンテナは、風雨や紫外線によって徐々に劣化し、表面のコーティングがはがれて傷がついたり、金属部分が錆びたりすることがあります。また、台風や地震などの自然災害によって破損することもあります。
そのため、アンテナの状態を定期的に点検し、問題があれば修理または交換を行うことが重要です。アンテナが劣化している場合には、テレビの受信感度が低下したり、ノイズが発生したりすることがあります。また、地上デジタル放送に切り替わった場合には、古いアナログアンテナでは正常に受信できないことがあるため、デジタル用のアンテナに交換する必要があります。
アンテナの寿命は設置場所や周辺の環境で変わる
アンテナの寿命は設置場所や周辺の環境によって変わります。
アンテナは、風雨や紫外線によって徐々に劣化するため、海岸や山間部などの風の強い場所や日当たりの悪い場所に設置されたアンテナは、劣化が早まる可能性があります。また、夏場の高温や冬場の低温などの気温の変化にも弱く、長期間にわたって暴露されると劣化が進む場合があります。
さらに、周辺に高層ビルや山などがある場合、電波の受信状況が悪化し、アンテナの受信感度が低下する可能性があります。そのため、アンテナの設置場所や周辺環境を考慮し、適切な位置に設置することが大切です。
定期的なメンテナンスや修理を行い、アンテナの状態を良好に保つことも寿命を延ばすために重要です。また、新しいアンテナに交換することも、テレビの受信品質を向上させるために有効な方法です。
アンテナケーブルが原因の可能性も
古いアンテナケーブルがテレビ不具合の原因となることがあります。アンテナケーブルは長期間使用すると断線や接触不良が起こりやすくなり、その結果、テレビ受信不良や映像・音声の乱れなどが発生することがあります。
そのため、テレビの不具合が発生した場合には、まずアンテナケーブルを確認してみることが重要です。アンテナケーブルが古くなっている場合には、新しいものと交換することで解決することができます。
また、アンテナケーブルの接続部分が汚れていたり、錆びていたりする場合にも、テレビの不具合の原因となることがあります。接続部分を清掃し、錆びている場合には錆を取り除くなど、メンテナンスを行うことで不具合が解消される場合があります。
ただし、アンテナケーブル以外に原因がある場合には、専門の修理業者に依頼する必要がある場合もあります。
アンテナのトラブルを見分けるポイント
受信不良が発生すると真っ先にアンテナの故障を疑う方が多いと思いますが、実際にはアンテナ自体が故障することは極めて稀で、大半はアンテナ以外が原因です。
意外かもしれませんが、アンテナ以外の原因の方が実際には多いのです。スターアンテナが扱った過去の事例では約90%がアンテナ線のトラブルでした。
アンテナの故障かアンテナ線のトラブルかを見分けるポイントを紹介します。
テレビの後ろのアンテナ線が外れていませんか?
これが一番多いです。まずは差し込みを確認しましょう。
抜け落ちていたり、間違った場所に差し込んであったりしていませんか?
10年以上使い込んだ古いケーブルだと接触不良が原因の場合もあります。
手で触ってアンテナ線を揺らしてみたりしましょう。
テレビの後ろだけでなく壁の端子側も確認してください。
他の部屋のテレビも同じ症状ですか?
重要なチェックポイントとして他のテレビの状態確認は重要です。
テレビが一台しかない場合は、今使っているアンテナ線とは別のケーブルを用意して、尚且つ別の部屋のテレビ端子から接続を試みましょう。
また、親戚・友人・知人から小型テレビを借りてきて、別の部屋で別のケーブルを使い同時に視聴できればさらに良いでしょう。
特定の部屋のみで症状が出ていれば、上記アンテナ線かテレビ自体の故障が考えられます。
複数の部屋で同じ症状が出ている場合は、分配器・ブースターなどの機器の故障も考えられます。アンテナ工事店に相談しましょう。
全チャンネル映りませんか?特定のチャンネルのみ映りませんか?
症状によって確認方法、対処方法が変わります。詳しい症状をお伝えしていただければ、確認方法をご案内いたします。
テレビが映らない場合は、いろいろな原因が考えられます。
原因がわからないと言った場合は、プロのアンテナ工事業者に相談してみるのもおすすめです。
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テレビとテレビアンテナの寿命を延ばす方法
テレビの寿命は約10年、アンテナの寿命は約10~40年と紹介してきましたが、適切な環境で機器に負担をかけることなく大切に使用したら、寿命はもっと延ばすことができます。
テレビやアンテナは適切に使用すれば、場合によってはテレビは20年、アンテナは40年と使用できることもあります。
環境に配慮するためにも、機器を適切に扱い、長く使用することを心がけましょう。
テレビとアンテナのそれぞれの寿命の延ばし方を紹介します。
テレビの寿命を延ばすポイント
まずテレビの寿命を延ばすための方法を見ていきましょう。
適切な設置場所を選ぶ
テレビは熱や湿気、直射日光などに弱いため、適切な場所に設置することが重要です。特に、窓際や暖房器具の近くなどは避け、風通しの良い場所に設置するようにしましょう。
また、テレビの周りに物を置き過ぎないようにすると、放熱が妨げられず、故障の原因になることがあります。
適切な清掃を行う
テレビの表面には埃や汚れが付着しやすく、放熱口にも詰まりやすいため、適切な清掃を行うことが重要です。
定期的に柔らかい布で軽く拭き、汚れが気になる場合は、中性洗剤を使って拭き取るようにしましょう。ただし、アルコールやシンナーなどの溶剤は使用しないように注意してください。
電源を適切に管理する
テレビの電源を適切に管理することで、寿命を伸ばすことができます。
長時間の連続使用や、電源のON/OFFを頻繁に繰り返すことは、部品の劣化を早める原因になるため、適度な使用時間や、電源のON/OFFは最小限に留めるようにしましょう。
また、雷が近くに落ちた際などは、必ず電源をOFFにしておくことが重要です。
テレビアンテナの寿命を延ばすポイント
次はテレビアンテナの寿命を延ばすポイントです。
住んでいる地域
アンテナは天候や外気の影響を受けやすいため、住んでいる地域によってアンテナの寿命は大きく変わります。
以下の地域に住んでいる方は注意してください。
- 台風が多い地域(暴風・浸水)
- 海や川に近い地域(塩害・湿気)
- 雪がよく降る地域(積雪・サビ)
特に水分や塩分はアンテナの寿命を縮めます。上記のような地域の場合は、防サビ、防水加工がされている部品を使うことが必須となってきます。
設置場所
アンテナの寿命は設置する場所によっても変わってきます。家の中で最も天候や外気の影響を受けやすい屋根上は寿命が短くなります。アンテナの寿命が短い順に並べると以下のようになります。
屋根上<ベランダの柵<軒下の壁面<屋根裏や部屋の中
電波が強い地域にお住いでアンテナ設置位置が選べる場合には、屋根裏の中に設置することで天候の影響を受けなくなる屋根裏アンテナ設置や、住宅の壁面に設置することで風害や鳥害を減らせるデザインアンテナがおすすめです。
アンテナ周辺機器や部品の品質
経年劣化が進行すると、受信状況に変化が現れます。
ある日突然映らなくなって慌てることがないように、10年以上経過したら交換も視野に入れて検討する必要があります。
寿命を迎えたテレビとアンテナの処分方法
テレビやアンテナなどの電化製品は、遅かれ早かれいずれは寿命を迎えることになります。そうなった場合は、処分が必要になります。
テレビやアンテナを処分はどうしたらいいの?
適切に処分されない場合、環境に悪影響を与えることがあります。例えば、古いテレビには有害な物質が含まれていることがあり、不適切な処分が地球環境や人の健康に悪影響を与える可能性があります。このため、テレビやアンテナの処分には適切な方法が必要です。
テレビとアンテナの処分方法についてそれぞれ具体的に紹介します。
寿命を迎えたテレビを処分する方法
まず、テレビを処分する方法について見ていきましょう。テレビを処分する方法は以下の3つがあります。
- 市区町村が行う不用品回収に申し込む
- 家電リサイクルセンターに持ち込む
- 家電量販店で処分する
市区町村が行う不用品回収に申し込む
市区町村によっては、不用品回収サービスを提供している場合があります。寿命を迎えたテレビも、このサービスを利用して処分することができます。市区町村のウェブサイトや、市役所などで確認してみましょう。ただし、回収日程が限られている場合があるため、事前に申し込んでおく必要があります。
家電リサイクルセンターに持ち込む
テレビはリサイクル可能な部品を含むため、家電リサイクルセンターに持ち込むことができます。リサイクルセンターでは、テレビの部品を回収して、再利用やリサイクルを行っています。ただし、リサイクルセンターによっては受け付けできない場合があるため、事前に確認する必要があります。
家電量販店で処分する
家電量販店では、古い家電製品を引き取って処分してくれる場合があります。テレビもその対象となります。ただし、量販店によって受け付け条件や手数料が異なる場合があるため、事前に確認する必要があります。
以上の方法で、環境に配慮したテレビの処分ができます。ただし、テレビに含まれる有害物質などを放置せず、適切な方法で処分するように心がけましょう。
寿命を迎えたテレビアンテナを処分する方法
テレビアンテナを処分する方法は以下の4つの方法があります
- 資源回収センターに持ち込む
- 市町村の古物回収に出す
- 家電リサイクル点に出す
- アンテナ業者に撤去を依頼する
資源回収センターに持ち込む
アンテナには金属部品が含まれているため、資源回収センターに持ち込むことができます。回収センターでは、アンテナの金属部品を回収して、リサイクルや再利用を行っています。ただし、資源回収センターによっては受け付けできない場合があるため、事前に確認する必要があります。
市町村の古物回収に出す
市町村によっては、古物回収サービスを提供している場合があります。アンテナもその対象となるため、このサービスを利用して処分することができます。市町村のウェブサイトや、市役所などで確認してみましょう。ただし、回収日程が限られている場合があるため、事前に申し込んでおく必要があります。
家電リサイクル店に出す
家電リサイクル店では、古い家電製品を引き取り、リサイクルを行っています。アンテナもその対象となるため、家電リサイクル店に出すことができます。ただし、店舗によっては受け付けできない場合があるため、事前に確認する必要があります。
アンテナ業者に撤去を依頼する
買い替えの時だけでなく、アンテナの撤去だけでもアンテナ業者に依頼できます。アンテナは自分で取り外すと落下事故などの危険を伴うため、アンテナ業者に依頼することをおすすめします。
取り外しの相場は1万円台〜で、撤去から廃棄まですべてお任せできます。
スターアンテナではアンテナの撤去工事も行っております。不要になったアンテナの撤去から処分まですべてお任せできます。
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テレビを買い替える際のおすすめの時期
テレビを買い替えるおすすめの時期は、大型連休前や年末年始などのセール時期です。具体的には、以下の時期がおすすめです。
春のボーナス時期(3月~4月)
春のボーナスが支給される時期は、テレビの買い替えに適しています。家電量販店やネットショップでは、ボーナスセールが開催されることがあり、お得に購入できる場合があります。
夏のボーナス時期(6月~7月)
夏のボーナスが支給される時期も、テレビの買い替えに適しています。夏は、新製品が発売される時期でもあり、過去モデルの在庫処分セールが開催されることがあります。
大型連休前(4月下旬~5月上旬)
大型連休前の時期は、家電量販店やネットショップでセールが開催されることがあります。特に、ゴールデンウィーク前後には、テレビの買い替えに適したセールが多く開催される傾向があります。
年末年始(12月~1月)
年末年始は、テレビの買い替えに適したセールが多く開催される時期でもあります。また、年末年始に新製品が発売されることもあるため、買い替えに適した時期と言えます。
テレビを買い換えても映りが悪い場合は?
アンテナの問題
テレビが映りが悪い場合、まずはアンテナの状態を確認してください。アンテナが古くなっていたり、壊れていたりすると、映りが悪くなることがあります。また、周りの環境の変化によって、アンテナの向きが変わってしまっていることもありますので、アンテナの向きを調整してみることも考えてみてください。
配線の問題
テレビの配線に問題がある場合、映りが悪くなることがあります。配線の接続部分に汚れが付着している場合や、接続が緩んでいる場合などが考えられます。配線を確認して、問題がないか確認してみてください。
テレビが映らなくなる場合はさまざまなケースが考えられます。自分でどうにもできない場合は、アンテナ工事専門業者に連絡して、修理など相談してみましょう。