2025年6月7日 可児市川合の平屋新築に地デジ小型デザインアンテナサイドベース工事

岐阜県可児市の新築住宅で、地上波デジタル放送テレビアンテナ工事を行いました。

壁面に設置するデザインアンテナ工事は、とても人気のアンテナ工事スタイルなのですが、平屋住宅で施工するとなると、幾つかの条件が揃わないと施工できません。
電波事情や建物仕様も大きな要因ですが、一番大きな要因は「周辺環境」そして二番目はお客様自身の「リスク許容度」となります。

ところが、一般の方々が考えているのはアンテナ自体の「性能」の場合が多いです。
アンテナ自体の性能差はありますので、全く関係がないわけではありませんが、優先順位としてはそれほど重要ではありません。
我々プロが重要視していることと、お客様が気になさっておられることは、少し視点が違う事は多いです。

他にも、当店では過去20年で一度も台風でアンテナが倒れたことなどないのですが、何故か皆さま台風でアンテナが倒れることを心配される方が多いのにも驚きます。
もちろん、毎年台風シーズンには当店にもたくさんのアンテナ修理依頼が来ます。
その全てが他店様で施工されたアンテナです。
なので、世間では風でアンテナが倒れという現象は発生しているようですので、一般の方々が心配されるのも分からなくはないですが、当店に限っては過去一度も倒れたことなどないので、正直、不思議でなりません。
アンテナ工事は、工事店間の技術差がとても大きい工事サービスなんです。

話しが脱線してしまいましたが、本日の住宅では壁面に設置するアンテナ工事でも、ギリギリ受信可能でした、
テレビ塔方向はご覧の通り見通しがある程度あり、受信可能レベルギリギリではありますが、無理をすれば施工できます。
しかし、この環境がこの先何十年も継続すればの話しです。

近隣の建物が建て替えされたり、今空き地になっているとことに新たに建物が建ちますと、電波状況が変化します。
受信レベルに余裕がある状況であれば、少々の環境変化でも軽微な影響で済むのですが、受信可能レベルギリギリの状態では、僅かな変化で受信できなくなる恐れが出てきます。
特に今回のように平屋住宅という建物の場合、周辺の建物よりも高さが低いため、周辺環境変化の盈虚を受けやすくなります。

何十年も利用する住宅関連設備ですので、安定した受信環境を整えることの方が重要だと考え、アンテナを少し高めに取り付けて、安定して受信できるアンテナ工事を行うことにします。

外壁に、ハウスメーカー様が設けられたアンテナ設置用のアンテナケーブルが確認できます。
ここから、少し配線を延長させ、サイドベースを使って、小型デザインアンテナで施工したいと思います。

こんな感じで仕上がりました。
80㎝ほど、屋根上にアンテナを立ち上げました。
たったこれだけで、壁面の位置よりも3倍ほど電波量が増大します。
3倍という事は100であった電波が300になるということです。
壁面に位置で、頑張って大きな高性能アンテナを使って工事したとしても変化率は2～3％です。
100が、102か103になるくらいの変化です。
一方で、80㎝高くすることにより100が300になるのですから、アンテナ自体の性能差よりも大きく変化します。
費用対効果を考えれば、考えるまでもないですよね。

風の影響を軽減させるために、小型のデザインアンテナで施工しています。
80㎝高くしただけで、電波状況が異次元的に向上したため、巨大なアンテナなど使う必要がなくなりましたので、こんな小さなアンテナでも十分地デジ受信可能です。

施工方法は、壁面に取り付けるアンテナ工事と同じですので、耐久性も変わりはありません。
強風でもアンテナが倒れたり、方向ズレも生じません。

建物外観に合わせて、ブラック仕様のアンテナで施工しています。
また、建物から出ていたアンテナケーブルも、根元から黒いケーブルに交換させていただき、外壁も目立たないように施工させていただきました。

一般的な仕様の住宅でしたので、LINE事前見積りどおりの金額で施工させていただくことができました✨

当店は地域密着アンテナ工事専門店で職人の店です。
岐阜県の地理的特性・電波的特性を熟知していますので、可児市で最も適したアンテナ工事を提案させていただくことができます。

アンテナ工事は職人仕事です。
美容院や美容師によって仕上がりが違うのと同じく、工事職人により仕上がりや受信性能が大きく異なります。
一般の方々が想定されておられる以上に、工事店間の技術格差は大きいです。
各店舗の工事金額だけ比べてもあまり意味がありません😥

お店の実力は施工実績や、お客様評価で判断できます。

アンテナは一度設置したら40年！
残念な工事で後悔しないようにしたいですね！