テレビアンテナは屋根裏設置ができます
テレビを見るためにはテレビ電波を受信するためにアンテナの設置が必要です。一般的にアンテナは屋外に設置することが多いです。ですが、屋外に設置した場合、雨風などの自然災害による劣化から避けることができません。
そこで、アンテナを屋外ではなく屋根裏に設置することでアンテナの劣化を防ぐことができます。アンテナを屋外に設置して景観を損ねてしまうことが気になる場合も、屋根裏設置なら建物の景観を保つことができます。
アンテナの屋根裏設置はたくさんのメリットがあるため、弊社では一番人気のアンテナ工事となっています。
しかし、すべての家でアンテナの屋根裏設置ができるわけではありません。アンテナ設置に必要な条件や実際の工事例の詳細を交えて詳しく解説します。
アンテナを屋根裏設置したときの4つのメリット
メリット1雨や台風の被害を防げる
アンテナを屋外に設置した場合、電波を受信しやすい一方で、雨風による被害のリスクが高まります。
その結果、アンテナが倒れたり、落下してしまうといったケースもあります。
アンテナが倒れると屋根が壊れたり、窓ガラスが割れてしまう事も考えられます。
時には、人や車に被害が及ぶ場合もあります。
屋根裏に設置することで、台風の強風でも、アンテナが倒れたり落下してしまうといったリスクがなくなります。
また、雪が多い地域でも積雪・落雪によるアンテナへの影響がなくなります。
メリット2鳥による糞害から守れる
アンテナのトラブルで意外と多いのが、鳥などによる鳥害被害です。
アンテナの鳥害は主に下の2つが考えられます。
- アンテナのズレ
- 糞害
1つ目のアンテナのズレはアンテナに鳥が留まることによって起こるずれです。テレビのアンテナは、受信ができる最適な角度に調整して設置されています。
アンテナに鳥が止まることで、アンテナの角度がずれてしまいます。その結果、正常なアンテナ受信ができなくなり、テレビの映りが悪くなってしまいます。
カラスのような大きい鳥が集団で何羽も留まったり、飛び立つ時にアンテナが受ける衝撃はかなり大きいものとなります。
2つ目の鳥害は、鳥の糞による被害です。
魚の骨のような形をした八木式アンテナは鳥が羽を休めるのには恰好の場所です。
アンテナに留まった時に糞をして屋根や外壁が汚れてしまうといったことが考えられます。
また、太陽光パネルを設置している家であった場合は、その糞によって太陽光パネルが被害をうけることも考えられます。
屋根の上は普段なかなか掃除することができない場所。糞害の被害はできるだけ避けたいですよね。
アンテナを屋根裏に設置することで糞害被害から守れます。
メリット3故障リスクの低減
テレビアンテナは屋外に設置するのが一般的です。雨や風に耐えれるように設計されていますが、それでも寿命はあります。
なぜなら、紫外線や雨風に常にさらされてしまうからです。
一般的にはアンテナの寿命は10年~20年といわれています。
屋根裏に設置すれば、雨風や紫外線による天候が原因の経年劣化は防げるため、寿命はより長くなります。
寿命が長くなることで、30年40年とアンテナを利用することができます。
メリット4建物美観の向上
屋根裏に設置することでアンテナを完全に隠すことができます。
昔ながらの魚の骨のような形をしたアンテナは屋根上に設置する場合が多く、新築になじまない場合が多いことが難点です。
日本の住宅は三角屋根が多く、屋根と天井の間に屋根裏が生まれます。人が入れるくらいの大きさが確保できるスペースです。ある程度の広さがあれば八木式アンテナも設置できます。
また、アンテナで受信した電波を送るためには同軸ケーブルの配線が欠かせません。
屋根裏に設置することで、アンテナはもちろんケーブルも外から隠すことができるので、建物の外観を損なうことなくアンテナ施工ができます。
家のリフォームやメンテナンスを行う際にも、外壁や屋根上に設置してあると取り外さなければなりませんが、屋根裏だとその手間も省けます。
屋根裏にテレビアンテナを設置したお客様の声
平屋新築戸建て購入時に屋根裏にアンテナを設置(40代女性)
最初のLINEの段階で図面や家の位置関係など聞いてくださり信頼がおけました。
近くに高い建物がありご近所も八木式だったため、当初の希望のデザインアンテナを屋根裏につけるのは正直諦めておりましたが、電波の屈折を利用して希望を叶えて頂き見積もりもそのままで大変素晴らしい仕事でした。
ソーラーの取付も予定しており屋根裏への入り口が開かないなどトラブルもありましたが冷静に対応され後日改めて、として頂き結果的にこちらも助かりました。
大変感謝しております、ありがとうございました。
平屋新築戸建て住宅に屋根裏にアンテナを設置(20代女性)
今回新築の屋根裏アンテナの設置をしていただきました。
ハウスメーカーからもこの地域は電波が弱アンテナの設置は避けてはどうかと提案されていましたが、無事に屋根裏での設置が叶いました!
問い合わせの時点でお家近辺での施工実績があるので大丈夫ですとの返事をいただき安心して依頼することができました。
当日も丁寧に説明、施工していただきとても印象がよかったです!アンテナ検討されている方にぜひオススメしたいです。
ありがとうございました!
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アンテナを屋根裏へ設置するための4つの条件とは
条件1安定受信できる電波
地上波デジタル放送を受信するためには、一定水準以上の電波が必要です。
テレビを視聴するためには下の三つの要素が基準値を満たす必要があります。
一定水準以上のノイズはテレビ視聴に悪影響を及ぼします。
専用の電波測定器を使うことにより影響度を調べることができます。
条件2外壁や屋根の素材
屋外にアンテナを取り付ける場合は、建物構造や素材などはあまり関係ありませんが、建物内にアンテナを取り付ける場合は、注意が必要です。
- 鉄筋住宅
- RC住宅
- 屋根が金属屋根(トタン・ガルバリウム)
このような住宅の場合は、影響が出る場合もありますので、電波測定器を使っての調査が必要です。
条件3屋根裏のスペース
屋根裏は単純に広ければ広いほど良いとされています。
屋根裏が広いと下のようなメリットがあります。
アンテナの取り付け場所の選択肢が多くなる
取付場所の選択肢が多くなりますので、屋根裏内でも電波事情の良い場所へ取り付けることができます。
また、将来隣地に建物が建つ可能性などがある場合、それを避けた位置へ設置することにより、長期間安定した受信状況を保つような工事を行うことができます。
品質の良い良好な電波受信が可能
建物構造材から反射してくる反射波の量が減ります。反射波はノイズですので、反射波が少なければ品質の良い良好な電波を受信させることができます。
また、広さがあれば反射波の影響が少ない位置への取り付けが可能となります。
条件4屋根裏にアンテナ配線がある
屋根裏にアンテナを取り付けただけではテレビは視聴できません。
建物側のアンテナ線と接続が必要です。
屋根裏にアンテナ線が通っていれば問題はありませんが、通っていない場合でも様々な方法で施工は可能です。
アンテナ工事専門店スターアンテナでは、アンテナ配線についても目立ちにくく美しく綺麗な施工を行っています。
屋根裏への設置が難しい場合の設置場所
屋根裏に設置が難しいと判断した場合は、屋外の設置を検討することになります。屋外にアンテナを設置する場合は、主に下の3つの場所をご提案します。
壁面
平面アンテナを壁面に取り付ける施工方法が一般的です。
スタイリッシュなアンテナは、新築住宅にピッタリです。
風や落雪の影響も軽減されるため、災害に強いというメリットもあります。
ベランダ
アンテナはメンテナンスフリーですので、設置後は定期的に調整したり、部品を交換したりする必要はありません。
40年近く何もしなくても良いですので、ベランダに取り付ける必要性は全くありませんが、手が届く範囲内にアンテナがあれば、アンテナの状態確認はし易いかもしれませんね。
サイドベース
近隣に建物が多い環境の場合は、アンテナを少し高く設置する必要があります。
従来からある八木アンテナの他、デザインアンテナをサイドベース施工することも可能です。
最近ではよりスタイリッシュな「ユニコーンアンテナ工事」も人気のアンテナ工事となっています。
屋根裏設置にオススメのアンテナ
受信感度にすぐれた八木式アンテナ
狙った方向の電波を効率よく受信するのに適しています。
屋根裏内では電波が複雑に交差していますので、八木アンテナは有効的です。
建物構造材から反射してくる反射波をシャットアウトできますし、テレビ塔方向の電波を集中的に受信させることができます。
屋根裏は外からアンテナは見えないため、見映えなどは考慮せず受信性能に特化したアンテナ工事を行うことが多いです。
省スペースのデザインアンテナ
屋根裏が狭い構造の場合は、小型のデザインアンテナを使います。
指向性が広いため、ノイズも拾いやすくなりますので、設置については注意が必要です。
ブースター内蔵のアンテナは屋根裏に設置できる?
デザインアンテナの中には、アンテナ本体に電波を増幅する機能が備わった「ブースター内蔵型アンテナ」があります。
このアンテナは一定の効果がありますが、屋根裏などの電波が弱い場所での使用では力不足です。
また、電波は弱いとテレビは映りませんが逆に強すぎても映りません。
ブースター内蔵のアンテナは出力調整を行うことができないので、最適な受信レベルに調整することができません。
屋根裏で使用するアンテナはブースター内蔵でないものを選びましょう。
BSアンテナは屋根裏設置できる?
地上波テレビアンテナは電波状況によっては屋根裏に設置することが可能ですが、BSアンテナは屋根裏に設置することはできません。
BSは南西にある衛星の電波を受信します。BSの電波は地上波デジタルの電波と違い、波長の短い電波で送信されているため、障害物で遮られてしまうと受信できません。アンテナの前に「タオルが一枚」あるだけでも映りません。
そのため、屋根裏のような場所に設置してしまうと住宅の壁や屋根裏が遮蔽物となり、電波を受信できなくなってしまうからです。
お客様からいただく要望の中にはBSアンテナを見えない場所に設置したいという要望も多く、BSアンテナの屋根裏設置を希望されるお客様も多くいらっしゃいます。
なんとかお客様の要望にお答えできないかと考え、代案として、家に隣接する道路や隣家から見えない場所に設置する提案を行っています。
これまでに、弊社ではBSアンテナを人目につかない場所に設置する工事を多数行ってきました。詳しくはスターアンテナまでお問い合わせ下さい。
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屋根裏にアンテナを取り付ける手順
建物の構造確認
屋根裏に取り付けることが可能であるか?電波的な影響はないか?配線などの仕様はどうなっているのか?など、基本的な調査を行います。
周辺環境確認
地域や近隣の建物の状況により、電波状況は変化します。
屋根裏内に入ると、屋外の様子を目視することができないため、屋根裏で電波測定を行う前に、外の様子を十分確認しておきます。
また、将来的に近隣に建物が建つ可能性がある場合は、その位置や方向も確認しておく必要があります。
電波調査
業務用の電波測定器を使いながら、電波状況の良い場所を探して行きます。
「電界強度」「電波品質」「エラー発生率」を各チャンネル毎に調べて行きます。
また、家電製品からのノイズの影響も合わせて調査します。
将来的にも、受信感度の変化が起きにくい場所を絞り込んで行き、最終的な取付位置を決めて行きます。
取付工事
位置が決まれば取り付けます。
高さや方位を電波測定器で更に微調整を行い施工します。
アンテナ取付自体はネジで留めるだけですので、誰にでもできます。
配線工事
アンテナから取り出した電波を建物に接続します。
屋根裏にアンテナ線が通っている場合は問題ありませんが、通っていない場合は配線工事が必要になる場合があります。
戸建て屋根裏アンテナ工事はおよそ1~3時間程度で完了します。
屋根裏アンテナ工事の施工事例
スターアンテナではアンテナの屋根裏設置の施工実績が豊富にあります。
そのなかからいくつかピックアップして紹介するのでぜひご参照ください。
ケース1:愛知県名古屋市でスタンダードな屋根裏設置
愛知県名古屋市の新築で屋根裏アンテナ工事を行いました。
名古屋市は比較的電波事情の良い地域なので、壁面に取り付けるアンテナ工事も多数行っています。
壁面に取り付けるアンテナ工事を行うこともできましたが、この住宅は入線口が設置してある場所が、テレビ塔と反対側に設置してあったため、アンテナ取り付け位置までアンテナ線を延長する作業が必要になります。
そこで、無理に壁面に取り付けるのではなく、屋根裏にアンテナを取り付けることにしました。
屋根裏は切妻屋根構造でしたのでスペースは十分確保することができました。
ケース2:岐阜県関市の新築で屋根裏アンテナ設置
岐阜県関市の新築で屋根裏アンテナ工事を行いました。
屋根裏にアンテナを設置するには良好な電波が必要です。
関市は山に囲まれた土地で一見すると電波が弱そうに思えますが、近隣にテレビ中継局があるため、とても良好な電波が行き届いています。
もちろん屋外にアンテナを設置することもできましたが、建物正面位置がテレビ塔ということもあり、アンテナを完全に隠すことができる屋根裏地デジアンテナ工事をさせていただきました。
屋根裏も広く、反射波も少ない構造だったので屋根裏アンテナ工事に適した住宅でした。
ケース3:静岡県浜松市の既存住宅で屋根裏設置
静岡県浜松市の既存住宅で屋根裏アンテナ工事を行いました。
月額費用がかかるひかりTVからアンテナへ切り替えたいという思いはあったが、台風でアンテナが倒れてしまうのが心配であることや、外からアンテナが見えるのが嫌だということからなかなか思い切ることができなかったそうです。
当社の建物内に設置するアンテナの施工事例を御覧いただき、このようなアンテナ工事ならぜひお願いしたいとのご相談を受けました。
浜松市は市内中心部にテレビ塔があります。そのため電波は良好であるため、大半の住宅で屋根裏アンテナ工事が可能です。
こちらのケースのように光テレビやケーブルテレビから切り替えられるお客様も多数みえます。
寄棟屋根構造ですので、建物構造材からの反射波が多少多いですが、テレビ受信に影響を及ぼす値ではありません。
狙った方向の電波を効率よく受信できる小型の八木アンテナで施工させていただきました。
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屋根裏へのアンテナ設置に関するよくある質問
火災の心配はない?
アンテナ自体は「電気」を使いません。信号のみ送られていますので、漏電などの心配は要りません。
また過去にも、アンテナが原因で火災事故などは発生していません。
柱に穴を開けても大丈夫?
ネジ留めはしますが、エアコン工事のように建物「穴」は開けません。
また既にお客様宅には住宅関連設備がネジを使って施工されていると思いますので、アンテナのネジだけが問題となることは考えにくいと思います。
屋根に雪が積もっても電波が弱くならない?
降雪・積雪による電波への影響はありません。
高温や湿気でアンテナが壊れない?
屋根裏は夏場高温になりますが、屋根上に取り付けても高温になります。
屋外用アンテナは、もともと屋外仕様ですので、高温による対策もされています。
屋根裏は高湿にはなりませんので、湿度の影響はありません。
当店では屋根裏設置の追加費用がなんと0円
災害の影響を受けにくく、劣化もしにくい屋根裏アンテナ工事は当店一番人気のアンテナ工事です。
見栄えを気にする必要もないため、新築住宅を中心に、大変多くの方々からご依頼をいただいています。
- 屋根裏で十分良好な電波が受信できる
- 設置可能なスペースがある
- 点検口から屋根裏へのアクセスができる
といった条件を満たしていれば、屋根裏へのアンテナ設置ができます。
当店では屋根裏設置の追加費用が0円ですので、お気軽にお問い合わせください。