スターアンテナのブログをご覧いただきありがとうございます。
アンテナと一言で言っても色々な種類があります。最近ではデザイン性に優れたアンテナも登場しています。
- テレビアンテナの種類
- アンテナのそれぞれの特徴について
- それぞれのアンテナのメリット・デメリット
- 設置場所について
これらについてアンテナのプロが詳しく解説します。
テレビアンテナは目的に応じて様々な種類があります。性能や電波状況、設置場所に合わせて適したアンテナを選びましょう。
テレビアンテナの種類とは?
アンテナは大きく2種類に分けることができます。
- 地上波デジタル放送を受信できるアンテナ
- 衛星放送(BS/CS)を受信できるアンテナ
テレビが見たいという場合は地上波デジタル用のアンテナがあれば視聴することができますが、BS/CS放送もみたいという場合は、別途BS/CS放送用のアンテナが必要になります。
まずは地デジアンテナのメリットデメリットについて解説していきます。
地上波デジタル放送をみるためのアンテナ
地デジアンテナの種類
- 八木式アンテナと呼ばれる従来からあるアンテナです。UHFアンテナとも呼ばれています。
- デザインアンテナと呼ばれる壁面に取り付けるタイプのアンテナです。
豊富なカラーがあり、スタイリッシュでお洒落な見た目が特徴です。 - ユニコーンアンテナと呼ばれる筒型のデザインアンテナです。
高く設置できることから受信性能がよく、住宅密集地での設置に向いています。 - 室内アンテナと呼ばれる室内に置くアンテナ。
それぞれのアンテナにはメリット・デメリットがあります。設置する場所や環境などに応じて使用するアンテナを選びましょう。
八木式アンテナ
安定して受信ができるオーソドックスタイプ
従来からあるオーソドックスなアンテナです。
地上波デジタル放送を受信するアンテナとして、アナログ放送時代からよく使われてきました。
施工が簡単であることや、強電界~弱電界地域で幅広く対応できるため、今日でもよく使用されています。
標準的に使用されるのは14~20素子ですが、電波状況に応じて、様々な種類があります。
メリット
- 指向性が強いため、目的方向の電波を効率よく受信できます。
- 設置場所が屋根上など高所になる場合が多く、結果として受信効率が向上します。
- 施工が簡単で、細かい調整を行わなくても、受信可能レベルを確保しやすいです。
デメリット
- 台風など強風で方向がズレたり、倒壊したりするリスクが大きくなります。
- アンテナ素子に鳥が止まりやすく、フン害などで屋根が汚れたり、洗濯物などを汚損することがあります。
- 経験の浅い職人や技術力が低い工事店でも施工できるため、工事の完成度に大きなバラツキがあります。
デザインアンテナ
スマートなデザインが特徴の外壁に取り付け可能なタイプ
2012年頃から、このスタイルのアンテナが多くなって来ました。
地上波デジタル放送の普及に伴い、様々な色・形・サイズなどのアンテナが発売され、現在では豊富な種類のアンテナを建物に合わせて選べます。
指向性が広く、別方向からの電波受信も可能で、設置場所が限られる場所でも、施工ができます。
災害に強い対応力があり、台風などの強風や大雪などの落雪事故などのリスクが軽減されます。
また、鳥が止まったりすることも少なくなり、フン害での汚損も減少します。
メリット
壁面に設置することにより、台風などの強風からアンテナを守ることができます。方向ズレや倒壊のリスクが大幅に軽減します。
指向性が広いため、バリエーションに富んだ工事プランが可能です。
様々な、色・形・サイズのアンテナがあり、建物に合わせて選べます。
アンテナ形状から鳥が止まったりすることが少なく、フン害などの影響が軽減します。
デメリット
- 設置場所が屋根上と比較して低所となるため、建物構造や近隣環境によっては、施工できない場合があります。
- 施工に際しては高度な技術と経験を要します。工事店や職人によって、受信障害が発生したり、施工できなかったりします。
デザインアンテナについてはこちらで詳しく解説しています。
ユニコーンアンテナ
シンプルデザインのスタイリッシュなフォルム
デザインアンテナとは2017年から登場した新世代の地デジ用デザインアンテナです。
建物の外観を損ねないスタイリッシュなデザインが特徴。高く設置できることから、壁面に設置するタイプより受信感度が高いです。
メリット
- 住宅密集地、隣家との間が狭い住宅、など壁面では施工できない環境でも施工できるアンテナ工事です。
- 風を受ける面積が小さいので、台風などの強風でもアンテナが倒れたり、方向がズレたりするリスクが低減する。
- 鳥が留まりにくい構造のため、アンテナ周りが汚れにくい。
- すっきりしたデザインは、新築住宅を始め様々な住宅にマッチします。
- ホワイトとブラウン、建物に合わせて選べます。
デメリット
- 周りをビルに囲まれている一部地域では、設置できない可能性がある。
- 水平波専用のため、一部の垂直波受信地域では、設置できない。(横浜市の一部地区など)
ユニコーンアンテナについてはこちらで詳しく解説しています。
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室内アンテナ
室内に設置可能なアンテナ
近年では室内に置くタイプのアンテナも登場しています。
比較的安価で手に入るため、初心者でも簡単に設置することができます。
ただし、電波受信強度が他のタイプと比べると格段に低いため、電波が弱い地域では使うことが出来ません。
買ってから電波が届かないという場合もありますので、不安な方はプロのアンテナ工事業者に任せましょう。
メリット
- 室内に設置できるので、手軽に設置できます。
- コンパクトなデザインになっているので場所を取りません。
デメリット
- 八木式アンテナや平面アンテナと比べると格段に電波が弱いので、限られた環境でしか使えないことが多いです。
- 自分で買ってから電波が届かないということに気づいて、出費が無駄になる場合もあります。
- 最高クラスの室内アンテナを選んだとしても、必ず映像が映るとは限りません。
- 建物の素材によっても受信感度が変わってきます。
衛星放送(BS/CS)をみるためのアンテナ
4K/8K BSアンテナ
4K8KBSCS放送を見るために必要なパラボナアンテナタイプ
最近のBSアンテナは、BSデジタル放送・スカパー!放送・4K8K放送を、一台で受信できます。
北海道道東地域など一部の地域を除いて、45㎝のパラボラアンテナが主流です。
ホワイトが一般的ですが、ブラック仕様もあります。
メリット
- 春分・秋分の午後2時に太陽光線が届く環境であれば、設置場所を選びません。
- 設置場所の選択肢は多く、屋根上・壁面・ベランダなど、どこにでも設置できます。
- アンテナを目立たせたくない方は、建物の死角などに施工する、外から見えないBSアンテナ工事をスターアンテナ では行っております。
デメリット
- 設置場所の選択肢は多いものの、屋根裏など太陽光線が届かない場所には設置できません。
BSについてはこちらで詳しく解説しています。
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アンテナの設置について
家の電波状況や家の形状は様々です。当店では様々な設置方法に対応できます。 現地でお客様と相談して設置方法を決めていきます。
アンテナの設置方法
壁面設置工事
壁面に設置するアンテナ工事です。デザインアンテナはこの設置方法がもっとも多いです。それに合わせてBSアンテナを設置することも可能です。
すっきりまとまり美観の面でも優れています。
屋根上設置工事
屋根の上は電波状況も良く、従来から行われている設置方法です。
最も高さが取れる設置方法ですので受信強度の面で優れています。
電波の弱い地域や、ビル反射波が多い環境の場合に効果的です。
BSベランダ設置工事
ご希望により、ベランダにアンテナを設置する工事も可能です。
外からアンテナが見えないBS隠ぺい工事も人気です。
マンション等でのBSアンテナの個別設置にも対応しています。
屋根裏設置工事
屋根裏へアンテナを隠してしまうという設置方法です。外から見たときアンテナが全く見えなくなります。
アンテナを完全に隠したいといった方におすすめです。
突き出し金具設置工事
突き出し金具を壁に設置するアンテナ工事です。
サイドベースともいいます。突き出し金具(サイドベース)を壁に設置し、アンテナマスト、アンテナを設置します。
アンテナを高く設置することにより、受信感度が良くなります。
自営柱設置工事
スッキリポールなどへ設置するアンテナ工事です。
電柱を地中引き込みしているお家ではスッキリポールにアンテナを設置することになります。一部の住宅に設置されています。
アンテナ設置方法人気ランキング
1位 屋根裏設置工事
最近は、建物内にアンテナを設置する工事依頼が増えてきました。
外観や自然災害を気にする必要がないため、人気ナンバーワンのアンテナ工事です。
2位 壁面設置工事
美しく奇麗な仕上がりのデザインアンテナ壁面工事は、人気のアンテナ工事です。
スタイリッシュなデザインで、様々な新築住宅にベストフィットするアンテナ工事をご提案できます。
3位 突き出し設置工事
住宅密集地や、建物構造によっては、アンテナを壁面より上に設置する場合があります。
八木アンテナで施工する場合もありますが、最近ではお洒落なデザインのアンテナや、可愛らしい小型のアンテナもあります。
4位 屋根上設置工事
上記アンテナ工事では受信できない場合の最終手段となります。
施工が簡単な八木アンテナ工事が一般的に多いですが、鳥のフン害を低減させたり、台風に強い工事プランもあります。