静岡県浜松市中央区の既存住宅の方から、地上波は映るけど衛星放送が突然見られなくなってしまったとご相談をいただきました。
早速訪問させていただきました。
バルコニーに八木式アンテナとBSアンテナ設置されていました。
15年前に家電量販店で工事されたそうです。
では原因をお調べして行きましょう。
衛星放送のみ視聴できないという現象ですので、原因は以下が考えられます。
- 室内のお客様配線などの不具合(原因確率50%)
- 屋外のアンテナ配線の不具合(原因確率40%)
- BSアンテナの方向ズレ(原因確率9%)
- ブースターの故障(原因確率1%)
- アンテナ本体の故障(原因確率0.1%未満)
と思われます。
一般の方々は電波が受信できないと真っ先に疑うのが「アンテナ本体」です。
もちろんアンテナ本体が故障している可能性もありますが、過去の事例では上記のような確率ですので、それほど高いわけではありません。
意外に思われる方も少なくないかもしれませんが、アンテナ本体故障はほとんど事例がありません。
我々プロのアンテナ工事職人は、一番可能性の高い配線周りから調査を行って行きます。
今回は「複数の部屋のテレビで同じ症状が現れている」「設置後15年経過している」という事前情報をいただいていました。
という事は、1と3の可能性は低くなりましたので、原因はそれ以外だと予想ができます。
つまり逆算すると2の屋外のアンテナ配線不具合が99%の確率であるということになります。
配線周りでも特にトラブルが多いのが、繋ぎ目です。
BSアンテナの出力端子に注目しましょう。
グレーの防水カバーは問題ありませんが、その下に何やら黒いビニールテープが巻かれています。
これは怪しいです。
取り外して中を確認します。
真っ黒に変色していました。
これは配線に中に水が侵入した痕跡です。
一発で原因を特定することができました。
長年にわたり少しずつ侵食してきたようで、アンテナ側の受け口もサビて腐っていました。
原因は接続の不具合だと思います。
防水キャップの下側をビニールテープなどで塞いでしまうと、水の逃げ場が無くなりこの様にサビてしまうことがあります。
これは、雨水が直接侵入したのではなく、金属部分が結露によって水滴が生じたのを、下側を黒いビニールテープで塞いでしまったため、水の逃げ場が無くなり、配線を腐食させてしまったのが原因だと思われます。
水が浸入することを心配して、この様にテーピングをしてしまうケースが時々ありますが、逆効果ですので絶対にしないようにしましょうね。
原因はアンテナ配線の接続ではありましたが、長年の腐食によりアンテナ本体側の端子も大きな損傷となっていましたので、今回はやむを得ずBSアンテナ本体も交換させていただきました。
もっと早くに気が付けば、アンテナ本体まで被害が及ばす配線修理だけで済んだかもしれませんが、仕方がないですね。
当店はお客様の希望・要望に応じて最適な修理プランをご提案させていただきます。
無理な押し売りなども行いませんので、アンテナ関係で何かお困りの方はご相談お待ちしております。
当店は地域密着アンテナ工事専門店で職人の店です。
静岡県の地理的特性・電波的特性を熟知していますので、浜松市で最も適したアンテナ工事を提案させていただくことができます。
アンテナ工事は職人仕事です。
美容院や美容師によって仕上がりが違うのと同じく、工事職人により仕上がりや受信性能が大きく異なります。
一般の方々が想定されておられる以上に、工事店間の技術格差は大きいです。
各店舗の工事金額だけ比べてもあまり意味がありません⤵😥
お店の実力は施工実績や、
お客様評価で判断できます。
アンテナは一度設置したら40年!
残念な工事で後悔しないようにしたいですね!