滋賀県栗東市の方から時々テレビの映りが悪いとのことで、修理のご依頼をいただきました。
テレビ映りが悪いと、真っ先に「アンテナ本体故障」を疑う方が多いようですが、実はアンテナ本体が故障していることは稀で、それ以外が原因である場合が多いです。
今回の症状は、日中気温が高くなると調子が悪く、夜間気温が下がると正常に戻るという事です。
これはアンテナ本体ではなく、アンテナ配線の劣化が原因である可能性が高いと思います。
あんてな本体が故障している場合はその様な症状にはなりません。
しかしお客様宅を見上げるとアンテナの方向が変です。
大津局は栗東市から見て西方向です。
周辺の住宅のアンテナも皆西方向を向いています。
でもこちらの住宅は北方向を向いています。
方向がズレたのでしょうか？
不思議なアンテナです。
早速屋根に登ってアンテナの状態を確認させていただくことにします。
やはり主な原因はアンテナケーブルの劣化でした。
紫外線で被覆がボロボロになり、そこから雨水が入り込んで接触不良を起していたのが原因のようです。
時間帯により受信状況が変わったのは、気温の変化によりケーブル内部に入り込んだ水分が変化したのでしょうか。
それと、アンテナの方向が90度変わっていたのも原因だと思われます。
自然に変わったようには見えなかったため、お客様の再度確認したら、設置後30年近く経過しており、何年か前にアナログアンテナを取り外し工事を行ったそうです。
その時に何らかの事情でこの様な姿にしたとのことです。
今となっては理由が分かりませんが、方向が正しくないのは事実ですので、ケーブルの交換とともにアンテナ方向調整が必要です。
しかし、設置後30年以上経過していることもあり、ネジ部分は錆び付いており、方向調整も困難な状況です。
30年ですので、交換が必要な時期は超過しています。
自動車に置き換えて考えてみましょう。
皆さんのご自宅の自動車何年利用されていますか？
30年も使用している方は少ないですよね？
アンテナだけが、特殊な合金や特別な樹脂で造られている訳ではありません。
自動車や冷蔵庫や洗濯機などと同じような金属や樹脂材で造られています。
アンテナ機器は「設計上の標準使用期間は10年」とされています。
30年経過したアンテナは、そろそろ交代してもらってもよいのではないでしょうか？
30年経過した自動車を修理して使う人は少ないと思います。
いろいろ直しても今後また別の不具合が発生する可能性も高いため、アンテナ交換をさせていただくことにしました。
人によってはまだまだ使える？と判断され、費用を抑えることを目的に「修理」に拘られる方もみえますが、その場は少額で済んでもまた別の修繕が必要となり、結果として高額になることも珍しいことではありません。
「安物買いの銭失い」にならないようにしたいものですね。
今回は見切りをつけて、アンテナ交換されたことは、賢明なご判断だったと思います。
アンテナ撤去しましたので、屋根の上がスッキリしました。
鳥が止まって屋根材が汚れたりすることもなくなりますので、視認性も良くなり衛星的にもいいですよね🎵
新しいアンテナは屋根裏に設置させていただきました。
栗東市ではテレビ塔方向に大きなマンションや商業施設などが隣接していなければ、多くの住宅で屋根裏アンテナ工事は施工可能です。
建物内にアンテナを設置することにより、
- 台風などの強風でも、アンテナが倒れたり方向がズレない。
- 紫外線や風雨の影響がないため、アンテナが長持ちする。
- 鳥が止まることがないので、アンテナ周りが汚れない。
- 外からアンテナが見えないので、建物の外観が気にならない。
- 標準工事は追加料金無料で施工しています。
たくさんのメリットがあるので、当店一番人気のアンテナ工事となっています。
当店は地域密着アンテナ工事専門店で職人の店です。
滋賀県の地理的特性・電波的特性を熟知していますので、栗東市で最も適したアンテナ工事を提案させていただくことができます。
アンテナ工事は職人仕事です。
美容院や美容師によって仕上がりが違うのと同じく、工事職人により仕上がりや受信性能が大きく異なります。
一般の方々が想定されておられる以上に、工事店間の技術格差は大きいです。
各店舗の工事金額だけ比べてもあまり意味がありません⤵😥
お店の実力は施工実績や、
お客様評価で判断できます。
アンテナは一度設置したら40年！
残念な工事で後悔しないようにしたいですね！
