今お住まいの住宅で、ケーブルテレビを解約して、アンテナ設置への変更工事を行いました。
工事現場は名古屋市緑区の3階建て既存住宅です。
アンテナ工事の際は、施工前に電波状況調査を行います。
各種ポイントでレベル調査を行い、電波状態を測定します。
調べるのは、電波強度・電波品質・エラー発生率の3項目です。
それを各チャンネルごとに、調べて行きます。
各種数値が一番良いところがアンテナ設置のベストポジションとなります。
但し、ベストポジションが必ずしもアンテナ設置場所とは限りません。
アンテナ配線の位置関係や、敷地の形状、建物仕様、将来的な環境変化、見映えなどの視認性、お客様要望など、様々な要因により最終的な設置場所を決めて行きます。
こちらの住宅は、3階ベランダ横にアンテナ配信の取り出し口があります。
2階以上であれば、地デジは受信できそうなので、引き込み口上の地上高7m付近に地デジアンテナを設置することにしました。
下に植え込みがあり、電線類も集約されている場所なので、アンテナを設置してもそれほど目立たないと思います。
建物外観というのは、建物本体だけでなく周りの環境や、設備によっても大きく印象が変わります。
アンテナ自体は隠れていませんが、周りの電線類がアンテナを少し隠してくれていて、目立たないようになりました(^^♪
アンテナから見た電波塔方向です。
隣家は道路の向こう側ですので、影響はほとんどありません。
遠くまで見通しも良いです。
受信環境が良いため、今回は小型のデザインアンテナで施工しました。
下から見上げてみました。
左側の小さな四角いものが、地デジアンテナです。
右のパラボラアンテナが4K8K放送対応のBSアンテナです。
BSアンテナは高さは関係ありませんので、どこでも設置できますが、今回は地デジアンテナと背中合わせになるように設置しました。
玄関側から見るとこんな感じです。
地デジアンテナは、BSアンテナの陰に隠れてしまうほど小型のアンテナです。
こちらの方向からは、地デジアンテナは見えません。
地上波とBS波の混合ブースターを設置して、レベル調整して行きます。
最後に分配器にアンテナ線を接続して工事完成です。
この分配器は4K8K放送に正式対応はしていませんが、事前調査の結果、やや減衰量は大きいものの、受信レベルは基準数値を確保できましたので、今回はそのまま使用することとしました。
この度はスターアンテナ に、ご依頼いただき誠にありがとうございました。