2025年9月26日 一宮市本町の建物が多い環境の光仕様の新築に小型フラットアンテナ工事

愛知県一宮市の新築住宅で、地上波デジタル放送テレビアンテナ工事を行いました。

この辺りは一宮市内のほぼ中心部です。
周りにはマンションや商業ビルなども多く建っており、地上波デジタル放送テレビアンテナ工事に大きな影響が出る可能性があります。
それ他の建物の影響を軽減させ、アンテナ工事を行いますので、とても難易度の高い工事となりそうです。
どのようなアンテナ工事がご提案できるかは状況次第となりますが、お客様希望もお伺いしながら、この住宅で最も適したアンテナ工事を行いたいと思います。
では早速建物側の設備状況から調査を開始しましょう。

建物側面に入選ボックスを確認しました。
しかし、アンテナケーブルが見当たりません。
これはもしかして、、、

室内のマルチメディアボックスを確認します。
分配器は設置されていますが、よく見るとアンテナ入力端子にアンテナケーブルが接続されていません。
これは「アウト」です。

この住宅は「光仕様住宅」のようです。
一般的な住宅は①アンテナ受信②ケーブルテレビ③光テレビ、どのインフラ設備にも対応できるよう①②③すべてに対応できるように建物側が設計施工されています。
ところが、光仕様住宅というのは③の光テレビのみを導入しることを前提に建物が設計施工されています。
①のアンテナなど設置することを想定していないため、このようにアンテナケーブルが建物に設置されていないのです。

でもご安心ください。
このような特殊な仕様の住宅でも、建物側の仕様変更作業をお行えば、アンテナを設置して地デジを視聴することはできます。

次は実際アンテナ工事ができるかを検証してみましょう。
前述したように、この地域は一宮市内でも最もビルなどが多い地域です。
テレビ塔方向にマンションが数頭建っています。

業務用の電波測定器を使って、建物各所で電波測定を行います。
このような環境ですから、壁面や屋根裏でのアンテナ工事は不可能ですが、屋根からほんの少し20㎝程アンテナを高く設置さえすれば、問題なく地デジアンテナ工事は出来そうです。

サイドベース金具を使って、小型フラットアンテナで施工させていただきました。
屋根の上に20㎝ほど立ち上げていますが、取付面は壁面です。
なので、壁面に設置するアンテナ工事と施工要領は同じです。
耐久性も同じですので、台風などの災害にも強いアンテナ工事となります。

ほんの少し20㎝アンテナを上に上げただけで、電波量が5倍に増大しました。
5倍ですよ5倍！
100が500になったイメージです。
よく受信状況が悪ければ、26素子などの大型のアンテナにしたらどうかという話を聞きますが、高性能アンテナを利用したとしても、2～3％程度しか受信感度は向上しません。
100が102または103程度に変わるイメージです。
ほとんど誤差の範囲だと思います。
一方で、高さをほんの20㎝高く設置させるだけで、小型の小さなアンテナを採用しても100が500に劇的に変化します。

しかもアンテナが小さいと、風の影響も受けにくいため、災害に強くなります。
また、重量も軽いので、建物に負荷もかかりにくくなります。

無事アンテナ工事が完成しましたので、アンテナ配線工事に戻ります。
壁面に光回線を導入することを目的に設置された入選ボックスがあります。
本来は光回線を引き込むための設備ですが、アンテナケーブルがないので、やむを得ずこの設備を利用してアンテナケーブルを新たに引き込みします。

カバーを元に戻して、作業完了です。
これで、アンテナ配線がない光仕様の住宅でも、アンテナでテレビ視聴できるようになりました。

建物側の配線工事が追加となりましたが、アンテナ工事自体はLINE事前見積りどおりの金額で施工させていただくことができました✨

当店は地域密着アンテナ工事専門店で職人の店です。
愛知県の地理的特性・電波的特性を熟知していますので、一宮市で最も適したアンテナ工事を提案させていただくことができます。

アンテナ工事は職人仕事です。
美容院や美容師によって仕上がりが違うのと同じく、工事職人により仕上がりや受信性能が大きく異なります。
一般の方々が想定されておられる以上に、工事店間の技術格差は大きいです。
各店舗の工事金額だけ比べてもあまり意味がありません😥

お店の実力は施工実績や、お客様評価で判断できます。

アンテナは一度設置したら40年！
残念な工事で後悔しないようにしたいですね！