愛知県津島市の方から、一部の部屋でテレビ映りが悪いので、修理してほしいとの依頼をいただきました。
築50年の住宅です。
屋根上に八木式アンテナが確認できます。
20年ほど前に他店様で施工されたアンテナだそうです。
アンテナ本体が悪い場合は、全室のテレビが同じ症状となりますので、今回はアンテナ本体以外の部分が原因と思われます。
では、原因調査を開始しましょう。
テレビ視聴できない部屋から配線を辿って行くと、屋外2分配器に遭遇しました。
今は建物内部で各部屋に分配工事を行うのですが、50年前はこの様に屋外で分配することが普通でしたので、珍しいことではありません。
でも、この分配器は50年前の物ではありませんので、20年前に追加設置されたものかもしれません。
当店工事ではないため、工事履歴が分かりませんが、おそらくそうでしょう。
とりあえずこのポイントで電波調査をすると、ここまで電波が来ていないようです。
という事は、原因はもっと上流の方であるという事です。
さらに調査を進めます。
アンテナケーブルの劣化が大きいようです。
これが原因かもと思いながら、上流へ上ります。
ブースターにたどり着きました。
とても古いタイプのブースターです。
調査するために、ふたを開けるのだけでも慎重に行います。
紫外線の影響でプラスチック部分が劣化していますので、少し触っただけでも破損する恐れがありますので、注意が必要です。
アンテナ機器は「設計上の標準使用期間は10年」とされていますので、50年経過した機器は修理はおろか、調査業務だけでも本来はお断りするのですが、費用を極限まで安くしたいとのご希望でしたので、もしもの時は交換になることを承諾していただいたうえ、調査させていただきました。
結果は正常でした。
経年劣化は進行しているものの、機能としてはまだ正常に動作しています。
アンテナ機器って長持ちするんですね。
無事カバーも割れることなく戻すことができてホッとしました。
という事で、どうやら原因はこのアンテナケーブルのようです。
何処かで断線しかかっていると思われますので、交換させていただきます。
前述したように、アンテナ機器の標準使用期間は10年ですので、例え原因がアンテナケーブルであったとしても、この機会にすべて新しくされる方もみえますが、お客様希望やご予算に応じて対応させていただきますので、ご安心ください。
ブースターが人間で例えると100歳を超えていますので、一日でも長く頑張ってくれることをお祈りします。
LINE事前見積りで様々なケースの予想修繕費用をご案内しています。
今回も、予想通りの金額で修繕完了しました。
当店は地域密着アンテナ工事専門店で職人の店です。
愛知県の地理的特性・電波的特性を熟知していますので、津島市で最も適したアンテナ工事を提案させていただくことができます。
アンテナ工事は職人仕事です。
美容院や美容師によって仕上がりが違うのと同じく、工事職人により仕上がりや受信性能が大きく異なります。
一般の方々が想定されておられる以上に、工事店間の技術格差は大きいです。
各店舗の工事金額だけ比べてもあまり意味がありません⤵😥
お店の実力は施工実績や、
お客様評価で判断できます。
アンテナは一度設置したら40年！
残念な工事で後悔しないようにしたいですね！
