岐阜県各務原市の既存住宅で、地デジと4K8KBSアンテナ工事を行いました。
地上波デジタル放送は古い建物でも建物側のアンテナ設備が故障していなければ問題ありませんが、BS放送はアンテナを取り付けるだけでは受信できない場合があります。
今日の住宅は築40年以上経過しています。
2018年から始まった4K8K放送はもちろんのこと、スカパー!放送、BSデジタル放送にも対応していません。
特に1989年(32年前)以前の建物は、地上波のみしか対応していませんので、注意が必要です。
今日はそんな高築年数の建物での、4K8K放送への対応工事の紹介となります。
壁面に、地上波とBSアンテナを設置します。
業務用の電波測定器を使いながら受信調整を行って施工していますので、アンテナの段階ではしっかりと電波は受信されていることを確認します。
この状態で、室内のテレビ端子で電波測定すると、地上波は受信できますがBS放送は電波が弱いです。
スカパー!は受信可能レベル以下です。
4K8K放送など、全く反応なしです。
理由は先にご紹介したように、アンテナは電波を送っているのですが建物側の内部設備がそれらの放送に対応していないのが原因です。
では、ひとつづつ改修工事を行って行きます。
まずはこのテレビ端子を交換します。
地上波アナログ放送時代の今から6世代前の古い規格の直列ユニットです。
自動車と比較してみてください。
フルモデルチェンジを6回前の規格の自動車という事です。
今とは、性能もデザインも、全く異なってますよね。
最新型の4K8K放送対応直列ユニットに交換します。
元に戻して、テレビ端子の交換は完了しました。
壁の中のアンテナ線も6世代前のケーブルですが、「壁の中」を通っていますので、交換は不可能です。
屋外又は屋内を露出配線で交換することは可能ですが、大改修工事となりますので、今回はそこまでの作業は行いません。
次は屋根裏にある分配器です。
BSアナログ放送には対応しているので5世代前の分配器のようです。
これも交換します。
最新型4K8K放送対応2分配器に交換しました。
古い建物は、継ぎ足し継ぎ足しで、何カ所か分配器が使われています。
これも4K8K放送対応品に交換します。
ここまでの作業で、大きく電波状況は改善しました。
建物側設備を全部交換することはできませんが、一部の部屋を除いて大半の部屋のテレビ端子で、4K8K放送まで受信することができるようになりました。
デジタル放送は一定水準以上の電波を確保することができれば、テレビの映りは変わりませんので、必ずしも100点満点を取る必要はありません。
70点が合格ラインであるならば、70点以上取得することができれば100点と比較してもテレビの映りに変わりはありません。
なので、費用をかければもっと得点を上げることは可能ですが、今回はここまでの作業で何とか70点を超えることができましたので、終了とします。
当店は愛知県の地域密着アンテナ工事専門店で職人の店です。
隣接する 岐阜県でも多数の施工実績があります。
この地域の地理的特性・電波的特性を熟知していますので、各務原市で最も適したアンテナ工事を提案させていただくことができます。
アンテナ工事は職人仕事です。
美容院や美容師によって仕上がりが違うのと同じく、工事職人により仕上がりや受信性能が大きく異なります。
一般の方々が想定されておられる以上に、工事店間の技術格差は大きいです。
各店舗の工事金額だけ比べてもあまり意味がありません⤵😥
お店の実力は施工実績や、
お客様評価で判断できます。
ヘアカットに失敗しても、一カ月もすれば元に戻ります。
不味いラーメン食べても、明日美味しいもの食べれば大丈夫です。
アンテナは一度設置したら40年!
残念な工事で後悔しないようにしたいですね!
この度はスターアンテナにご依頼いただき、誠にありがとうございました。