岐阜県各務原市の既存住宅を購入された方からアンテナ工事依頼をいただきました。
築7年住宅に地上波とBSアンテナを取り付けます。
今回は4K8K放送をご希望とのことですので、そちらの調査も含めて紹介させていただきます。
2018年に新しく始まった4K8K放送を視聴するためには、
- 4K8Kテレビ
- BSアンテナ(できれば最新型4K8K放送対応BSアンテナ)
上記2つが必ず必要となります。
但し、これは視聴するための最低限必要な設備の話しです。
今日の新築住宅は建物内部の設備が4K8K放送に対応した仕様になっていますが、2018年以前の住宅は4K8K放送に対応した仕様になっていません。
従いまして、テレビとアンテナを揃えただけでは4K8K放送が視聴できない場合があります。
その場合は、アンテナ工事の他に建物側の改修工事が必要になる場合があります。
2018年以前だから必ず改修工事が必要という訳ではありませんが、築年数が古くなればなるほど、古い規格のアンテナ機器が使用されていますし、経年劣化などで性能が低下していますので、改修品目・改修費用が高くなる傾向となります。
今回はコンパクトな地上波デジタル放送アンテナと、最新型4K8K放送対応BSアンテナを組み合わせて、バルコニー横に取り付けしました。
テレビ塔方向は空き地となっており、見通しも良いため地上波は問題ありません。
重量僅か400gの小型デザインアンテナで施工しました。
問題は建物側です。
地上波デジタル放送やBS放送は問題はありませんが、4K8K放送は従来の放送よりも高い周波数帯の電波を利用しています。
建物側の設備が古い規格の物ですと、アンテナで受信した電波をテレビまで送ることができません。
建物内部の設備の改修工事が必要になる場合があります。
今回は、分配器を交換しました。
そのままでも減衰量は大きい状態ではありましたが、受信できない状態ではありませんでしたが、将来的にも安定して受信できるよう念のため分配器を交換しました。
レベル測定器で計測すると、かなりの改善が確認されました。
その他の建物側設備も古い規格の機材ですので交換が望ましいですが、今回はこの分配器を交換しただけで大きな改善が確認されましたので、その他の部分については様子見とさせていただきました。
工事完了後、各部屋で受信チェックを行い作業終了となります。
今日から全室でテレビが視聴できますよ(^^♪
この度はスターアンテナに、ご依頼いただき誠にありがとうございました。