岐阜県各務原市の一戸建て新築住宅に、外観が気にならない屋内設置のテレビアンテナ工事を行いました。
アンテナ配線引き込み口が北東角にあり、南西方向から来る電波をキャッチするためには、アンテナ線を南側まで延長するか、屋根の上にアンテナを設置するするかというのが、通常の流れになりますが、さて今回はどのように料理しましょうか?
早速電波状況を調べてみましょう。
テレビ塔方向すぐ横には線路があります。
電車が通ると上部にある高圧電線と電車のパンタグラフが接触する際にノイズが発生して、テレビ画像に影響を与える場合があります。
この様な現場は、少し時間をかけて電車が往来する際のノイズ量を調べて、アンテナ工事を行う必要があります。
何度か電車の通過時のノイズ量を調べます。
電車のスピードがそれほど高くないため、ノイズ量は多くはありませんが、高圧電線に近づくほどノイズ量が増大しますので、南側にアンテナを設置する方法はなるべく避けたい環境です。
屋根上設置が安全策ではありますが、第三の方法として屋根裏設置も調査してみます。
片流れ屋根構造の建物は、屋根裏が狭い場合が多いですが、こちらの住宅は思ったほど狭くはありませんでした。
人が入っていけるスペースも十分ありましたので、屋根裏内の各所で電波測定が可能です。
外壁と比較すると、線路から離れた位置となるため、高圧電線からのノイズの影響も殆どありません。
業務用の測定器を使いながら、ベストポジションを絞り込んで行き、屋根裏アンテナ工事でフィニッシュ(^^♪
玄関のある北側からは全くアンテナが見えず、南側の電車の影響も受けず、台風などの強風でも安心で、紫外線からアンテナを守れるため長持ちすることが予想される、
最高のアンテナ工事を提案できたと思います。
この度はスターアンテナに、ご依頼いただき誠にありがとうございました。