岐阜市の新築住宅で、地上波デジタル放送テレビアンテナ工事を行いました。
岐阜市萱場東町は、長良局と中京広域局（瀬戸デジタルタワー）の電波が混在する地域で、どちらのテレビ塔の電波も受信できます。
基本的には距離が近く安定して電波受信ができる長良局受信がお勧めなのですが、周辺の住宅は9割近くは中京広域局方向にアンテナが向いています。
わざわざ遠くの不安定な電波を受信する目的は、テレビ愛知受信です。
愛知県の圏域放送局であるテレビ愛知は、受信対象エリアは愛知県であるため、岐阜市は受信対象エリアではありません。
基本的にはアンテナでテレビ愛知は受信できない地域です。
しかし、弱いながらも電波は来ていますので、アナログ時代と同じように屋根上に指向性の強い八木式アンテナを設置すれば、ここ萱場付近であればギリギリ受信することができます。
トレビ東京系列の放送局は岐阜放送でも行われているのですが、何故かテレビ愛知局の方が人気があるようで、皆さんエリア外の電波を無理やり受信されておられる住宅が多いように感じます。
本日のお客様は、テレビ愛知に特にこだわりはなく、それよりも安定してテレビが受信できること、建物の外観を気にする必要のないアンテナ◜工事を希望とのことでしたので、長良局受信によるアンテナ工事を行わせていただきました。
長良局は小型サテライト局です。
出力が小さいため、テレビ塔方向に障害物がありますと、大きく電波が減衰します。
施工に際しては、周辺環境を確認する作業はとても重要です。
テレビ塔方向には隣家がありますが、この建物と建物の間のスペースを狙ってアンテナ設置を行いたいと思います。
屋根裏でも先ほどのスペースを狙ってアンテナ設置をすれば、問題なく地デジ受信可能でしたので、建物内にアンテナ設置をさせていただくことにします。
業務用の電波測定器で入念に電波チェックを行います。
どうやらこの母屋辺りが一番電波状況が良さそうな感じです。
場所が決まれば後は取り付けるだけです。
屋根裏内は、建物構造材の影響で電波が複雑に交差しています。
数センチ場所や角度が違うだけで受信状態が変化します。
大きなアンテナの方が電波をよく受信するのではないか？というお話をよく聞きます。
確かにスペック上は大きなアンテナの方が利得を稼ぐことができますが、屋根裏内では小型八木式アンテナの方が受信感度が良くなります。
なぜそのような事になるかというと、アンテナが大きいと反射波やノイズも拾い易くなり、結果として受信感度が低下することが多いです。
小型アンテナであれば、ノイズ量の少ない場所にピンポイントでアンテナ設置できるため、結果として大きなアンテナよりも良好な電波が受信できることが多くなります。
なので、当店ではアンテナはなるべく小型のものを採用して施工する場合が多いです。
建物内にアンテナを設置することにより、下記のようなたくさんのメリットがあるので、当店一番人気のアンテナ工事となっています。
- 台風などの強風でも、アンテナが倒れたり方向がズレない。
- 紫外線や風雨の影響がないため、アンテナが長持ちする。
- 鳥が止まることがないので、アンテナ周りが汚れない。
- 外からアンテナが見えないので、建物の外観が気にならない。
- 屋根裏アンテナおまかせ工事は標準工事より4,000円値引き。
一般的な仕様の住宅でしたので、LINE事前見積りどおりの金額で施工させていただくことができました✨
当店は地域密着アンテナ工事専門店で職人の店です。
岐阜県の地理的特性・電波的特性を熟知していますので、岐阜市で最も適したアンテナ工事を提案させていただくことができます。
アンテナ工事は職人仕事です。
美容院や美容師によって仕上がりが違うのと同じく、工事職人により仕上がりや受信性能が大きく異なります。
一般の方々が想定されておられる以上に、工事店間の技術格差は大きいです。
各店舗の工事金額だけ比べてもあまり意味がありません😥
お店の実力は施工実績や、お客様評価で判断できます。
アンテナは一度設置したら40年！
残念な工事で後悔しないようにしたいですね！
