岐阜県笠松町の新築住宅に、外から見えない屋根裏テレビアンテナ工事を行いました。
岐阜県は電波が弱い地域ですので、アンテナ工事は簡単ではありません。
今回は、景観協定なるルールが設定されている分譲地のようで、屋根上にアンテナを設置できないという事情があり、壁面または屋根裏限定の施工が必須となる現場でした。
景観協定は昭和時代には時々ありましたが、令和時代でも設定されているのには驚きました。
景観協定設定は表向きの理由は、街の美しい景観を維持するためにスッキリとした住宅街にするというものですが、本当の狙いは.....
1.アンテナ設置のハードルを上げることにより、アンテナ設置を断念して自社が斡旋するケーブルテレビや光テレビの導入を促す。
ハウスメーカーを通じて申し込むと、業者からハウスメーカーにリベートが支払われます。営業担当者には歩合給が支払われます。企業としては、利益の加算となりますので、この様な設定をされることがあります。
2.屋根上=魚の骨アンテナ
今日では様々のスタイルのアンテナ工事が可能になったことを知らない。「テレビアンテナと言えば八木アンテナに決まっとる」という昭和的先入観で設定されるケースもあります。
アンテナは進化していますが、理由はともあれ、この分譲地は屋根上は厳禁だということでした。
2階窓から見たテレビ塔方向です。
小学校の校舎が近いです。また、隣りも分譲地で近い将来住宅が建つ予定です。
タダでさえ厳しい地域に加え、悪材料が多い現場ですね(>_<)
でも、こういう逆風が多い現場はやる気が出ますわ!
何としてでも、アンテナ設置してやろうという、ファイトが湧いてきますね(^^♪
屋根裏は、2階天井の更に上となる位置ですので、屋根上よりは低いものの、壁面よりは高い位置にアンテナを設置することができます。
構造材が多いので、受信調整は細かいチェックが必要ですが、電波は外壁よりも強い場合が多いと思います。
構造材の影響が少ないポジションを探し出して、平面アンテナで施工しました。
隣りの分譲地も2階建て住宅だと思われますので、この位置なら影響も軽微だと思われる位置を予測して施工して行きます。
建物には8分配器が取り付けてありましたが、実際使っているのは3カ所のみのようです。
各部屋で受信確認行い、工事完了となりました。
この度はスターアンテナに、ご依頼いただき誠にありがとうございました。